眠る犬
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    心がやすらぐ色彩


    身の回りにある色にそれほど注意を払っている人は、あまりいないと思います。

    私も、自分の日常使う携帯電話や時計や服の色には関心が行くのですが、部屋全体の色のバランスを考えたことはなかったです。

    でも、色が精神や肉体に与える影響は大きいそうで、一般的によく言われる


    赤…気分を高揚させ、活発になる。

    青…気分を落ち着かせ、冷静になる


    といった色の効果は、科学的にも根拠があり、実際に、赤い部屋と青い部屋で実験したところ、赤い部屋と青い部屋では、体感温度が平均して3℃も赤い部屋のほうが高く感じたという研究結果もあります。



    色彩が与える影響


    代表的なものを簡単に紹介すると

    1)時間の経過


    赤やオレンジなどは暖色系と呼ばれ、時間が長く感じられる効果がありますが、その分集中力が下がるといったデメリットもあります。

    一方、青系の色は寒色系と呼ばれ、時間を早く感じさせる効果があり、集中力が上がるので、仕事部屋などに向いているとされます。


    身近にこの効果を使った例としては、ファーストフードのお店がありますね。


    客の回転率を上げるためにわざと赤い色を多用して、時間を長く認識させることによって、早く店内から客が出たくなるように上手く、色彩の効果を利用しています。


    代表的な例が、マクドナルドでしょうか。

    他にも沢山あると思いますので、身の回りで色彩の効果をうまく利用した場所を探してみて、自分がどう感じるかを知っておくことで、自分にとって快適な環境の色づかいを見極めるヒントになると思います。


    2)消化器系への作用


    黄色は胃腸の働きを良くする効果があるので、消化を助けるのと共に、胃腸を丈夫にしてくれる働きがあります。

    また、胃腸に溜まったガスを排出する手助けもしてくれるので、特に、あまり胃腸の調子が良くなく、便秘がちなどの症状がある方には、トイレに黄色の物を置くのをお勧めします。


    3)目を休ませる


    緑色は、目を休ませ体をリラックスさせる効果があります。

    黒板は黒ではなく緑色を使っていますね。

    その方が、見やすいということもあるのですが、リラックスさせる効果もあるので、退屈な授業を少しでも楽にしてくれていたのかもしれません。

    パソコンのモニターなど、目を酷使するものの近くに緑色の物を置くのも効果的です。

    そして、リラックス効果を十分に発揮させるには、できるだけ彩度の低い(淡い)色が効果的です。


    鮮やかで濃い色は目に刺激になりますから、逆に目を疲れさせ、また、淡い色のものより近くに見える(錯覚する)ので緊張感を煽ってしまう原因にもなります。

    普段から、筆記用具やノートなどは、目を疲れさせないためにもできるだけ淡い色合いのものを選ぶと目の疲労を軽減させることができます。



    寝室に適した配色


    寝室にはあまり濃い色のものは置かずに、淡い色合いで統一した方が、リラックス効果が期待できます。


    私のおすすめの色は、気分を落ち着かせるです。


    枕カバーやシーツにこの色を使うと、不思議と落ち着いた気分になります。

    クーラーや暖房をなるべく使わずに部屋の温度を少しでも快適にしたいと思うのなら、シーズンごとに暖色系のオレンジや寒色系の青を使い分けるのもいい方法かもしれませんね。



    いずれにしろ、原色に近い色よりも淡い(薄い)色のほうが、緊張をほぐす効果があるので、寝室には淡い色のほうが向いていると思います。


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